札幌市西区のお客様から「自宅の平屋をピラティス教室にしたい」というご依頼がありました。
こちらのお客さまはリピーターで、旦那さんのお母さんと同居するためのリノベーション工事を手掛けたのが最初です。
60代のお客様が90代のお義母様を同居して面倒を見ることになったので、「お義母様の住んでいた部屋を改装してピラティス教室にしたい」と言われました。
今回も、「ちいさなリフォームハウスの橋本さんの仕事がいい」と依頼されたので、施工させていただいた事例を報告します。
施工前 ピラティス教室にリフォームする前の平屋の状態
こちらが札幌市西区のリフォーム前の家です。
平屋には3LDKの居間があるのですが、今回はピラティス教室にしたいという依頼がありました。
家の中の柱を抜く
一つ目の問題点は、家の中に柱があることでした。広い部屋の中に柱があると邪魔で見にくく、教室になりません。
なので、抜ける柱を全部抜いて、梁(はり)の厚みで持たせることにしました。
現役の大工さんに相談して、どこに梁を入れるかを任せたほうが、こういう仕事はうまくいきます。
ベテランの大工さんに相談して、アドバイスをもらいました。
床材を補強する
もう一つは床材の補強です。ピラティス教室にしたいので、「ピラティスリフォーマーという機材を入れたい」とお客さまから言われました。
ピラティスの機材は非常に重いので、床が抜けないように丈夫な素材で補強したのがポイントです。
スプリングセラピー(レッドコード)という天井から吊り下げられたものを吊るし、人の体重を支えるために天井の補強をしました。
工事中の様子
工事中はこんな様子です。
床洗い用の洗濯ユニットの導入
今回はピラティス教室を作ったのですが、ピラティスは生徒さんが床と接します。
なので、終わった後に床の掃除をしないといけません。
お客さまが床を洗いやすいように、バケツを入れる洗濯流しユニットを入れました。
ちいさなリフォームハウスが掃除をしやすい洗面台を選んで設置。また、蛇口も使いやすさを優先して、シャワー機能付きを選びました。
便利に掃除できるようになったので大変喜ばれたのが良かったです。
着替えをする更衣室に断熱材を入れる
ピラティスをするには着替えが必要です。
北海道の冬は寒く、それなのに更衣室には暖房を入れられません。
なので、しっかり断熱できるように、暖房器具がいらないほど断熱材を床と壁に入れました。
実際に一戸建ての床下に30センチ(300ミリ)のグラスウール(断熱材)を入れると、ほとんど寒さを感じません。
余談ですが、北海道の一軒家の一階には断熱材をたくさん入れればいいのになぁと思いました。
施工後 ピラティス教室が完成
工事完了後にできた様子がこちらです。
お客さまと生徒さんには非常に喜んでいただきました。
ピラティス教室だったので、改装した3LDKの平屋の教室で、オープン記念にパーティーをしたのが印象的です。
後日、教室のオープンパーティーをしたと、お客様から伺いました。
生徒さんがたくさんいらっしゃったそうなので、パーティー当日はみんなで食べ物を持ち寄って、ケータリングがいらないくらいだったそうです。
50人前後来てくれたと聞きました。
施工した工事業者としては、パーティーの中身よりも「床が抜けなかったか?」を心配したほどです(笑)
でも、お客さまだけでなく、教室に通われる方にも喜んでいただき、本当によかったです。
最後に
オープンを記念して、ちいさなリフォームハウスもささやかながら胡蝶蘭を送らさせていただきました。
今回は初めてピラティス教室というスクールの部屋作りを手掛けたのですが、断熱材や床の補強など、普通の一戸建てやマンションリフォームではやらない工夫をしたのが印象的です。
そこで培ったノウハウを一軒家やマンションリフォームでも生かせているので、幅広い工事を手がける大切さを感じました。
ぜひ教室などをリフォーム・リノベーションしたい時は、ちいさなリフォームハウスまでお問合せください。
ちいさなリフォームハウスでは、お客さまの「こんなリフォームをしてほしい」という提案だけでなく、リフォーム業者目線で「こうゆうものがあったらお客さまに便利では?」という施工も提案させていただいています。
何かあればご相談ください。
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◆この工事(各職人さん)は、設備1名、大工1名、塗装1名、サッシ2名、タイル4名、ちいさなリフォームハウス2名で工事をさせていただきました。
施工日:2020年9月24日〜30日 約7日間 場所:札幌市手稲区