築50年のマンションをリノベーションした施工事例【札幌市中央区山鼻】

札幌市中央区山鼻のお客様から「築50年のマンションをフルリノベーションしたい」というご依頼がありました。

定年を控えている単身赴任中のご主人がおり、3年後に戻ってくるそうです。

しかし、それでは今の部屋数では狭く、家族3人で1人ずつの部屋を持てるように間取りごと変えたいとのこと。

現在でも奥さんと娘さんは川の字に一緒に寝ています。一人ずつの部屋を持つため、打ち合わせと図面を作成して、工事に入りました。

目次

施工前 フルリノベーション前の築50年のマンション

こちらが札幌市中央区山鼻の築50年のマンションです。

今回やった工事はリノベーションなので、家の間取り自体を変える作業です。

リフォームは同じ間取りで古いものを新しいものに替える工事です。

しかし、リノベーションはすべて壊してスケルトン状態にするので、部屋を増やしたり減らしたりできます。

ちいさなリフォームハウスの菊地が課題だと思ったのは、築50年マンションのカビのすごさです。

こちらのお宅は50年間で一度もリフォームやリノベーションをしたことがない家でした。

なので、解体しようとすると、家の中のカビがすごかったのです。

私は今後もお客さまがカビで悩まれると考えました。

そこでお客さまに提案したのが、エアコンとレンジフードで24時間の換気することです。

どちらも除湿効果があるので、今後のカビ対策に効果を発揮します。

施工中 築50年のマンションの工事中

工事中はこんな様子です。

現場監督として念入りな進捗確認

リノベーションはたくさんの職人さんが現場に入るので、常に進捗状況を確認しに行っていってました。

なぜなら、「今回は勝手にこうだろう」という自分の思い込みで作業しないからです。

多くの人数で仕事をすると、下請けさんが、「ここを見てない」「あそこを見てない」という場所が出てきます。

だから、現場監督であるちいさなリフォームハウスの菊地が数日おきに確認しに行き、下請けの職人さんの思い込みで作業しないように確認しました。

リノベーションは家の全体の工事するので、お客さまが支払う金額も大きいです。

打ち合わせのイメージ通りのものを作れるように、慎重に工事を進めました。

解体工事をしてスケルトンにする

大工さんが迷わないように壁にマジックで指示出し

解体工事をして、大工さんと一緒に壁を壊したり、クロス(壁紙)をはがしました。

リノベーションは間取りまで変えるので、いったん全てを壊して、作り直す作業が必要です。

長期的な工事なのでマンションの廊下をしっかりと養生(床の保護手当)

マンション工事なので、他の住人の方々に迷惑をかけないように養生(破損防止の手当)をしっかりしてます。

リフォームやリノベーションでは床が一番破損しやすいです。しっかりと保護をするように心がけています。

壁を制作している作業

寝室になる部屋に壁をさらに張って、防音効果を狙う

すでにある壁の部分に上から増し張りをしています。

寝室はゆっくり寝たいとお客様から要望がありました。上から壁を重ねて貼ることで、防音効果が得られます。

ダウンウォール収納をつける

ダウンウォールとは、高い場所に収納したものを、引っ張って取りやすくする設備です。

目の高さまで引き下ろすことができるので、高い場所の収納スペースにして、デッドスペースを有効活用できます。

電気屋さんに配線を依頼

食器乾燥機の配線中

ちいさなリフォームハウスの工事では、抜群に腕の良い電気屋さんにリノベーションの最初から最後まで入ってもらってます。

仕事を早く正確にやってもらえて、お客さんの生活の先のことまで考えて漏電防止のブレーカーをつけてくれたりするので、気配りもすごい方です。

リノベーション物件の納品前の清掃

リノベーションやフルリフォームの際は美装屋さんを入れます。

美装屋さんとは、最後の清掃をするために入れる業者さんです。

他のリフォーム業者さんで美装屋さんを入れないと、一部が汚れたままで引き渡されることが多いです。

今回は美装屋さんの日程が合わず、ちいさなリフォームハウスが自分達で手配した方と一緒に、自分たちで仕上げの清掃をしました。

エアコンの設置

エアコンは壁が完成しないと設置できないので、最後に工事をするところです。

仕上げにやっていただきました。

施工後 リノベーションで個別の部屋を作った家の完成

工事完了後にできた様子がこちらです。

玄関と廊下のビフォーアフター

天井とライトのビフォーアフター

和室を居間にリノベーションしたビフォーアフター

旦那さんの趣味部屋

 左側は趣味の自転車をメンテナンスできるスペースを設計

キッチンのリノベーションのビフォーアフター

昭和のキッチンから令和のキッチンの入れ替えをして、使い勝手が見違えるようになりました。

交換したお風呂のビフォーアフター

お風呂は浴槽を保温性のあるサーモバスにしたり、フタも保温性あるものに変えたので、家族3人が時間差でも入れるようにしました。

他にもダウンライトをつけたりと照明も工夫しています。

トイレの交換のビフォーアフター

お客様からの感想

お客さまからは、「本当に満足してます。菊地さんに頼んで本当によかった」と感謝の言葉を言っていただいたのが印象的です。

至れり尽くせりで、細かいことまで引き受けたことが評価されたんだと感じます。

最後に

今回は、「築50年のマンションを一度もリノベーションしたことないけど、したいんです」と言われて始まりました。

お客さまの予算が限られていたので、木工事の見積もりに見合う業者がおらず、時間がかかったのを覚えています。

打ち合わせは2022年10月で終わったけれど、工事が始まったのは12月でした。

なんとかお客さんの見合う業者さんを探し出してできてよかったです。

ちいさなリフォームハウスでは、お客さまの「今までリフォームしたことがないけれど、やってみたいんです」というご依頼もお受けしています。

一緒に二人三脚でお客さまの理想を形にできるように頑張っていますので、何かあれば電話やメールからご相談ください。

◆この工事(各職人さん)は、工務店一式、取引先の電気1名、クロス2名、塗装1名、ちいさなリフォームハウス菊地2名で工事をさせていただきました。

施工期間:2022年12月20日〜2023年2月10日 約46日間(正月休みを除く) 場所:札幌市中央区山鼻

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